貴方も私もポッキー!!



「あぁ?ポッキーの日?」

「ん?あぁ、そうらしい」





学校から帰る途中、一緒に帰っていたサンジに
「あ、そういえば今日はポッキーの日だな」
なんて言われた。





「なんだよそれ、どっかの菓子会社の策略じゃねぇかよ」

「ンなこと言ったらバレンタインだってなくなるぜ?」





それに今年は2011年。
11が三つも並ぶっていう素晴らしい年らしくて
学校の女子はひたすらポッキーを交換し合っていた





「俺も女の子たちにたくさんもらったよ〜いやぁ〜かわいいねぇ〜」

「けっ、馬鹿か」

「うっせ、黙ってろ。お菓子を交換していちゃいちゃする女の子なんて可愛いじゃないか!!」

「阿呆か」

「あーマリモには夢というものがねぇのかー」





一応これでも二人は恋人だったりする。
だから今日は金曜日で明日は土曜日だから
今日はサンジはゾロのおうちにお泊りだ






「女の子からたくさんポッキーもらったのはいいんだけどな・・・」

「あ?どうした」

「いや、チョコの面積広いじゃん?甘いものはなー・・・」

「あ…確かにそうだな」

「なんか今日はポッキーのイメージが強いけどな、プリッツの日でもあるんだぞ!!」

「あそ」

「お前・・・・」






まぁ女の子からいただいたものだし
何より食いもんは全部食べるけどなぁ〜〜
なんてぶつぶつ言うやつは放っておいてずかずかと歩く






「まぁ俺もプリッツの方が好きかもな」

「だろっ!?」

「あ、」






そういえば。
クラスメイトの誰かが言ってきた気がする
えっとー・・






「ポッキーゲーム?」

「げ。」

「あ?なんだよ」

「お前知ってんのかよ」

「いや、ウソップが言ってた」

「……ふぅ、ならいいや」






明らか安堵したような顔になった奴をみて
なんかいらいらした気分になる






「んだよ、てめぇも知ってんのか?」

「そりゃ、まぁ…」

「なんなんだ?ポッキーゲームって」

「え?は?あ?な、なんでもいいだろ?」






明らかあわてたような動作をしているもんで
あぁ、もう分かりやすいなぁなんて思った






「ほ、ほら、てめぇの家ついたぞ」

「教えやがれ」

「は?別にいいだろ」

「いいから教えろ」

「やだね、俺ポッキー甘いからあんまりって言ったじゃねぇかよ」

「ポッキー使うのか?」

「そりゃそうだろ、”ポッキーゲーム”なんだから」

「じゃあプリッツでもいいんじゃねぇのか?」

「………は、はぁ!?んなわけねーだろっ、ポ、ポッキーしかだめだっつーの」

「嘘つけ」

「嘘ついてねぇ!!」






何をそんなに隠したがるのかはしらねぇが
そんなに嫌がるなんて怪しすぎる
何としてもバラさせないと






「なら、てめぇがもらったポッキー俺が食ってやるから教えやがれ」

「は!?俺が食うし」

「…んだよ、めんどくせぇな。誕生日なんだからそれくらいやれ」

「…………」

「いいだろ」







うん、誕生日っていいな
特権乱用的な?







「…お前良い死に方しねぇぞ」

「別にいいし、教えろ」

「あぁ!!もう!!わーったよ」








家の門の前でぎゃーぎゃー騒ぐのも終わって
やっと家に入り、









「…だからな、ポッキーゲームってゆーのは…そのー…」

「んだよ、早く説明しろ」

「あぁ!?うっせーな」

「早くしろ」

「あ?だ、だから…二人で、りょ、両端からポッキーを食べ進めて…」

「あ?最後にそれキ

「あっぁあっぁぁぁぁぁあっぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ!! 黙れーーーっ!!」

「でもそーじゃねーかよ」

「だーかーらー説明したくなかったんだよ、つか割った方が負けだし」

「よし、やるぞ」

「人の話を聞け―!!」




そういって奴のバックからポッキーを出そうとすれば
ギャーギャーと奪い返されそうになったが
そこは阻止して取り出した





「やるぞ」

「やだ」

「誕生日」

「……くそっ」





こいつは滅法そういうのに弱い
なんだかんだでお人よしだからな
今日は利用させてもらう





「いくぞ」

「……ちっ」






ポリポリポリ…






「んっ・・・・」






ポリポリポリ…







「んぅ・・・」









ポリポリポリ…



……………チュ、






「うわぁぁっぁぁぁぁぁぁぁってうお!?」






そのままノリに乗って
ぶちゅーっとかましてみた





「あーもうてめぇふざけんな!!」




ギギギ、とはがされたがそこは負けない




「折れば良かっただろ?」

「は、そ、それは負けたくなかったからっ…」

「嘘つけ」

「ぎゃー」




強制終了。







(たまにはこういうのもいいかもな)

(よくねぇよ!!)









END.

















こんにちわ
あなたも私もポッキー!!←

正式には昨日でしたが
僕の学校でも本当にポッキー&プリッツが飛び交ってましたww

11時11分11秒には
みんなで「ポッキー!!」と叫びましたww
授業中でしたが←


うーん、とにかくゾサにやらせたいっていう
願望一直線で描いたものなので
会話ばっかりだしぐっだぐだで本当にすみません。。。


最後までありがとうございました!!


20111112 景夜.
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