2 あと一週間



「…ん？」



日曜日、起きるといつもはいる奴がいなかった
昨日なんか話してたけどなんだっけ、なんかで出掛けるとか言ってたな


同居人の年上のコックはそりゃあ腐れ縁と呼んで良いほどの付き合いで
本当に小さい頃から知っている
地元ではほとんど目の前と言って良いほどの家の近さだったから
奴の家に泊まったり奴が家に泊まりに来ることなんて日常茶飯事だった


まぁだからこうして半分大人になったいまでもこうなっている
なんだかんだで昔から世話好きの奴は文句をたらしながらもいまは面倒みてくれている



「あ？あ…これか」



机の上に乗ってある朝御飯と思われるものと小さなメモ
奴はどんなに忙しくても色々してくれる
今の朝御飯みたいに、


"全部暖めてから食べろよ、
ごはんは蓋をしてから600Wで一分あるかないかぐらいで良いからな。
他のものは30秒ずつくらいで調整しろ。電子レンジ壊すなよ、"



「はいはい、うっせー奴だ」



と、いっても電子レンジってどれなんだ？
取扱説明書とかねぇかな


そう思い本棚を見ればカレンダーがめに入る


「あ、」


そうだもうすぐ誕生日なんだっけ、
昨日やつも言ってたな



『そういやよ、そろそろお前の誕生日じゃん』

『………あ、あぁ。』

『どうすんだ？家に帰ってくるのか？』

『それ以外に何があるんだよ』

『いや、友達とかと…』

『お前、いるんだろ？ならお前に祝ってもらう』

『へ？あ、あぁ、お、おう』



その時の顔を真っ赤にした可愛いアホズラは忘れられない
昔からあいつは年上のくせして可愛いんだよな



『じゃあ明日買いたいものとかあるし出掛けるから、明日家にいるんだっけ？』

『おう』

『じゃあ飯用意しとくわ』



………いま考えればちょっと単刀直入に言い過ぎたか？
少し恥ずかしいかもしれない
まぁ…でもあいつのあんな顔見るのも久しぶりだしな、
結構面白かったしいいか


テレビをつければ土曜の昼番組が流れている


カレンダーを見てお、と気づく
今日は誕生日まで１週間だ


だからか、あいつがそんなこと言い出したのは
まだまだだと思っていたが意外にもうすぐでビックリ


でもそろそろ祝われる歳でもないよな…、
いつまでこんなことしてもらえるのだろうか
なんて考えてみる


あいつは今こそ仕事の方が忙しいだろうが
あともう少ししたら彼女とか作って俺どころじゃなくなるんだろうな


ま、どちらにしろ後そんなにあるわけでもないし楽しむか、



そう思い朝御飯を食べ終えるとそのまま睡魔がやって来たからそれに任せてソファーに横になった





続く















こんにちわ、
相変わらずありえないほど短いｓｓの続き物
２つめです、あは☆


なんかZ sideとS sideを
交互にしたくなってそしたら今回ゾロだなーって思って書いたんですけど
…ゾロにすると一気に書くことへりません!?←


こーゆーのって企画される側なんて何も思わない方がいいんですけど
自分の頭の中で後の方でゾロサイド欲しいから
いきなりってのも変だしこんどからーなんて思ったんですよ、
そうなんですよ←


だからまた短くなったけど気にしないでください、
あはは…



でわ、また明日




20111116　景夜.
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