1 極秘計画



「うー…」



仕事の休憩時間。
机にむかって考えてみるもさっぱり思い浮かばない



「サンジくんなにしてんの?」

「あ、ナミさぁん〜…なんか思い付かないんだよね…」

「ん?なにが?」

「今週知り合いが誕生日なんですよ、なんかしてやろうと思って…」



ま、ただの知り合いじゃないんですけど。
自分で言うのもなんだがそういうのを考えるのは得意なんだけど、
やつの喜ぶ事って言ったらなんなんだろうか。
さっぱり思い浮かばない



「サプライズってこと?」

「まぁ奴の事ですからどうせ自分の誕生日を忘れてるだろうし、サプライズって言ってもなぁ」

「あ、相手男性なの?てっきり女性かと」

「そ、そんなっ男性って言っても年下だし大学生だし小さい頃から世話してたって言うかっ…」

「へぇー…優しいのね」

「そ、そんなぁ…」



危なかった…
ナミさんに変な目で見られちゃうところだったよ
まぁ本当の事なんだけど、

自分にはもうすぐ誕生日の奴がいて
そいつは昔から俺が世話してきたもんで、
そこまでは普通に嘘とかついてないんだけど

いつのまにかそいつに対して
好き…なのかそういう感情を持っていることに気がついた



「はぁぁ…」

「大変そうね、まぁ頑張って。応援してるわ」

「ありがとうございますっ、」



可愛らしく歩いていくナミさんをみて
何で自分はこうなってしまったんだろう、
綺麗で可愛い女の子が好きだったのに
なんて考えてみる



「うぅ…全然わかんね…」



つか年下だぜ?
ヤバイだろ、つかあいつモテるし実は彼女とかいるのかな
一緒に暮らしてたって分かることと分からないことあるもんな

あいつだって大学進学してこっちに上京するとき
俺を頼りにしたんだし…
自惚れてるわけではないけど嫌われてるわけではないと、思う



「まぁだから喜ばせてやりたいんだけどな…ん…




今まで通りで良いか、な。
逆に今頃ってのもあるし

今ごろ俺が何をしても変わらないか、



「ま、あいつの好物でも作ってやるか」



それなら得意だし。
よし、



「えーっとあいつのノートは…」



あいつは好みがはっきりしてるから
いつかノートにまとめたんだっけ

仕事が終わったら部屋整理するか、と考え
そろそろディナーの準備しないと、と立ち上がった





続く















こんにちわ

もう頭の回転が悪い僕は
お題サイトに頼りました←

一応続き物にする予定です…はい

お題は極秘計画だったので
まぁ極秘はともかく計画しようとする
サンジくんってことで…

ではまぁ出来るだけ毎日頑張るので
お付き合いくださいv


20111115 景夜.
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