1月5日 どっかで聞いた、その台詞
「…うふふ、なごむわね」
「え?どうしたの?ロビン」
よくある平和なお昼時
メリー号の女性群は先ほどサンジが入れた紅茶で
ティータイムをしていた
「コックさんと剣士さん」
「え?サンジ君とゾロ?」
少し離れた甲板の隅に寝てるゾロと
それを起こそうとしゃがんでつんつんしてるサンジがいた
「コックさんって、こういう時は蹴って起こさないのね」
「サンジ君本当はそんなに暴力ふる人じゃないもんね」
「ふふ、照れ屋さんなのかしら」
「かもねー」
それからロビンとナミは
二人の観察を始めた
…まぁ、ようは平和すぎて暇なのだ
初めはつんつんとしながら「おーいマリモー」なんて言ってたが
それでも全く起きないもんだからサンジは痺れを切らしたのか
「寝腐れマリモ―!!」と耳元で叫んでた
「うおっ!?何すんだてめぇ」
「おやつの時間です―、わざわざ忙しいコックさんがてめぇに届けてやったんだから起きろ」
「だからって耳元で叫ぶな!!」
「あぁ最初は普通に呼んだんだよ阿呆。それとも蹴って起こされたいか?」
「……ちっ」
「はいよ、食べろ」
「…なんだこれ」
「今日は和菓子だ、てめぇの故郷のってこんな感じなんだろ?」
ゾロはそれをじーっと見た後
一口ぱくりと食べて「うめぇ」とつぶやいた
「そりゃそうだろ?研究したからな」
「お前が?」
「は?俺以外にだれがいるんだよ」
「ふぅ〜ん」
ゾロはそれを聞くの何かにやりとしてサンジを見た
そんな目線は初めてなサンジはえ、と固まってる
「なんだよ」
「ありがとな」
めったに聞けない御礼にサンジが顔をかっ…と赤くする
「お、おう…つかどうしたんだよ…いきなり」
「俺のために研究してくれたんだろ?」
「は、はぁ!?」
思わず声が裏返るが
ゾロは気にせず続ける
「そりゃあお前は俺と故郷違うしわかんなぇもんなぁ?」
「ちょ…」
「でも研究して作ってくれたんだろ?」
「ち、ちげぇし」
「いやー、うまかったぜ。」
今にも林檎になりそうなほど赤いサンジを見て
ゾロはしてやったりとそりゃぁもう凶悪な笑顔でサンジを見る
「べ、別にてめぇのせいじゃねぇよクソマリモーーー!!」
「うおっ」
いきなり叫んだかと思うと
ゾロを一蹴りしてづかづかとキッチンに戻ってしまった
幸いおやつは置いてたから被害にあわなかったものの
ゾロは蹴られた跡がついている
それでもゾロはにやりと笑ったまま
お菓子をまた食べ始めた
「ふふふ、本当にコックさんは照れ屋さんね」
「ってゆーかサンジ君ってある意味単純よねー」
「ん?なんで?」
「『ゾロのためなんかじゃない』なんてよくあるセリフ言うなんてゾロを喜ばせるだけじゃない」
「まぁそこも可愛いじゃない?」
「まぁねー、ってゆーか会話全部聞こえてんだけどー」
「あら?気づいてないようだから黙っときましょう」
「…ロビンってある意味私より黒いよね」
「そうかしら?」
「まぁあれでもサンジ君は私たちにばれてないって思ってるんだもんね」
「剣士さんは分かってるみたいだけど?」
「あー面白い、」
これもよくある
麦わら海賊団の風景。
END
今回は
ツンデレっぽいサンジ君でした
え、ぽいどころじゃない…?(笑)
いや、大好きなんです
照れ屋サンジ君w
叫んで蹴って去ってゆく。
うん、まさにツンデレですね!!
それを面白くていじるゾロも好きですw
そしてそれを見つめる
ナミとロビン。
あ、1月5日っぽい描写がないとか言わないでくださいね!!←
日付よりお題重視ですw
あはは、
まぁ季節を確定させる描写はしてないんで
冬ってことにしておいてくださいw
ゾロは真冬でも半袖で甲板で寝ることができますw
ナミとロビンは女部屋かラウンジでティータイムですw
っていうか
グランドラインならあれですよね。
日付は1月でも
春島とかにいる確率だって高いし…!!
海賊設定にしたら日付なんてどうでもいいんです(笑顔)
でわお粗末さまでした!!
20111123 景夜.
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