1月4日 本のタイトル
………学パロ設定です
お互い高校生…かな?
「……おい、おい」
「んー………」
さぁどうしようか。
ゾロはこの状況に困っていた。
部活が終わったのが7時、
最終下校なんてとっくのとうに過ぎている
少し自主練を、なんて考えていたら結構時間がたっていて。
恋人を待たせてしまったなぁなんて考え携帯を開けば
”図書館で待ってる”
とても短絡的な内容であいつらしいと思ったのは30分前。
通い親しんだ学校内で迷子になってしまうのは
なんでだろう、と自分でも思うが
図書館に無縁の自分故図書館なんて行ったこともないし
そもそも校舎が広すぎるのが良くないんだ、なんて思いながら
やっと見つけて中に入ったら
お目当ての恋人は本を枕にしてすぅすぅと寝ていた
そもそも今日はまだまだ冬休みで
ゾロだけが部活だった。
そんなゾロにお弁当を届けに来たサンジは
まぁ学校にいるから一緒に帰ろう、なんてかわいい事いうからそのお誘いに乗った。
しかし。
よく考えればこんな真冬に
暖房器具が何もついていない図書室にいさせてしまった。
自分は運動するし控室となっている部室はちゃんと暖房はついていた
起こそうと体に触れれば冷たいし
手を握ったらそれは一層感じられた。
もう少し考えればよかった、なんて少しゾロは後悔した
「………おい」
「…………ん……ぅ…」
「おいっ」
「ん…あ、あぁ?ゾロ」
ゆっくり開かれた碧い目に自分の姿が映れば少しほっとする
体が冷たいもんだから少し不安になってしまってたから
「終わったのか?」
「とっくに終わってた、すまない」
「……別に、帰ろうぜ。寒いだろ?」
「ん、」
そういえばこいつはおもむろに本を抱えて立ち上がり
すぐさま自分に背を向けて本棚に走り出した
「ちょ、おい」
気になり思わず腕をつかむ
なんとなく怪しい
「ちょ…は、離せっ」
「何隠してんだよ」
「隠してねぇ!!」
「嘘つけ」
「嘘ついてねぇよっ、離せっ」
こっちを振り返った瞬間に
もう片方の手で本をつかむ
「…………」
「………………あーもう返せ!!」
「………お前、」
可愛いやつだな。
なんて言う前に顔面をけられて
思わずしゃがみこんだ
「うっせー!!忘れろ!!」
きっと自分の上でこいつは可愛い顔してんだろうなぁなんて思いながら
立ち上がって奴の手を取った
「返さずに借りろよ、今度。楽しみにしてるぜ?」
「あー黙れ黙れえぇっぇえぇぇぇぇぇっぇ!!」
自分だって寒かったくせに。
こいつは本当に不器用なお人よしだ
(”心も体も温まる和食”?俺にも食わせろ!!)
(ルッ、ルフィーッ!!黙れーっ)
END
…うー、お久しぶりのお題です
本当は小説のタイトル、なんですけど
二人ともどんな設定にしても小説なんて読まないだろーってことで
本にしました。
健気なサンジ君ですww
うー、なんでも作れちゃうぜっ☆
っていうのもかっこよくて好きなんですけど
あまり作らない和食をゾロのために作ろうと思うけど
あんまりわからないから勉強しようっていう…
もう僕の妄想爆発ですんません((汗
自分的にはもういいやっ!!って感じなんで…あははー…
お粗末さまでした!!
20111112 景夜.
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